2015年12月6日日曜日

オットー・クンツリ展

ども!

先日、オットー・クンツリ氏の個展に伴い、

お手伝いとして日本に一時帰国していました。 



ミュンヘンのジュエリークラスを退官を記念して行われてきた個展、

(ドイツ・ミュンヘン、スイス・ローザンヌ) 最後の場所として

目黒にある庭園美術館で始まりました。 



庭園美術館は重要文化財にもなっているアールデコ洋式の残る素敵な美術館で、

昨年、新館も完成しました。 



オットー氏はこの展示の為に何度もこの場所を訪れ、

調査や計画を行ってきたそうです。 

ドイツとのシステムの違いで色々と苦労したそうですが、

完成された展示にはとても感激しました。 


空間を贅沢に使用したインスタレーションは、作品の存在感を強め、

かつ室内装飾も引き立たせるという効果を生み出し、 観客を魅了していました。

ジュエリーの見せ方にも重点を置くオットー氏ならではの展示だったと思います。 


絵画に合う展示とは?彫刻に、映像に合うのは?などと同じように、

ジュエリーにもそれは存在します。 

彼はそれを実際に見せてくれたのだと思います。 



私はこの展示を通し、

日本の方にもジュエリーに対する新しい印象を持ってもらいたいと思っています。 





日本でのジュエリーの歴史はとても短く、(諸説ありますが)

和装から洋装の変化に伴ってファッションの一部として

西洋装身具が取り入れられてきました。 

流行の激しいファッションと共に認知されている

安価なファッションジュエリー/コスチュームジュエリーや

富や権力の象徴としてのハイジュエリー/ファインジュエリーが

一般的に浸透していると思います。 


しかし、世界に目を向けてみると、

そのようなジュエリーの存在価値に疑問を投げかけたムーブメントが起こり、

コンテン ポラリージュエリーというジャンルが誕生しました。

ジュエリーの持つ身体的、精神的、装飾的、社会的な意味を再度考え始めたのです。 





まだまだ私も勉強中なので偉そうな事は言えませんが、 

この展示ではコンテンポラリージュエリー界の第一人者として活動してきた

オットーの世界が十分に味わえると思います。 





これはアートかジュエリーか...そんな事は気にせずじっくり鑑賞してみて下さい。

作品についての解説も入り口で配布しているので、読みながらの鑑賞をおすすめします。 



その中で一人でも多くの方が新しいジュエリーの世界に興味を持ってくださる事を祈っています。 
庭園美術館の回し者ではございません











世界で活躍できる日本人作家目指して頑張ります〜

制作制作







ではまた更新します! 

Auf Wiedersehen!

Servus! 


2015年11月11日水曜日

Jahresausstellung 2015!〜その5〜

ども!

計5回にわたってお送りした展示紹介もこれでラストです。











最終日は、いつもの展示場所の真下で行いました。

初日と同じ場所です。
だいぶ疲れた表情も見受けられますが、なんとか10日間を乗り切りました。
この日はハレのジュエリークラスの方も会場へ来てくれました。

芸大にも留学していた懐かしのマーカス君です!


ハレの学生はミュンヘンでグループ展を行うそうです。








毎日書いた壁も、10日間でだいぶ埋まりました。

ちなみに、この”CAFETERIA”は私が書きました!w

個人的には上出来です。



いつもとは違った展示部屋。



























展示方法、見せ方について、

ジュエリーと人間について、

コミュニケーションについて、

自分の作品について、

などなど…


色々と考えさせられた10日間でした。


初めて自分の作品を長時間着けたことや、その作品を通してお客さんと話したことは

とてもいい経験になったと思います。



自分の作品についての見方がだいぶ変わりました。

今回の展示で感じたことを忘れず、次の作品に活かしていきたいです。












来年は果たしてどんな展示になるのか。

今からドキドキですw









それではまた!

Auf Wiedersehen!

Servus!


2015年10月8日木曜日

Krafttraining!

ども!

今回は久しぶりにバレーチーム、エレファンツについて。
ドイツでのシーズンは日本のプレミアリーグと同じく10月〜3月に行われます。

夏場はビーチバレーとフィジカルトレーニングを行い、チーム練習へと移行します。

自分の場合は体の線も細く、パワー不足なので個人筋トレメニューを出されています。

トレーナーさんに動きのチェックをしてもらい、

バランスや弱い箇所を意識したメニューを組み立てていただきました。


専門的な語学が理解できなかったので、

優しいトレーナーさんがまさかの手描きの絵で解説。
(即興の割に上手でビックリw)





高校でしっかりとトレーニングしていたおかげでフォームはかなり褒められました。

お前はトレーニング初心者じゃないな…ってw

筋トレを真面目にやっていて良かったです。




でも週に1〜2回の筋トレを欠かさず行っているのですが、

なかなか体が大きくならないんですよね。

すぐ筋肉のつくドイツ人が本当に羨ましい…







今後の健康、制作のためにもフィジカルトレーニングは続けていきたいです。

体力の貯金もコツコツと〜











それではまた!

Auf Wiedersehen!

Servus!











2015年10月2日金曜日

Jahresausstellung 2015!〜その4〜

ども!

だいぶ時間が空きましたが4回目の更新です。









はじめに書き始めた壁も埋まってしまい、

新しい壁にも書きました。










次の場所は、玄関入って左側の大きな階段広場です。






































ここには展示進路(真ん中の白いテープ)の最後の場所に当たるので、

狙い通りに行けば壁の文字を見てからここに来るはず!

…と思ったのですが、やっぱりそんなわけにはいきませんね。



美術館ですら鑑賞者はバラバラに進むのに、

学内展示だと更にバラバラになりますね。




ですが、人が多く訪れてくれたのは良かったです。

この頃になると、個人のプレゼンもどんどんレベルアップしている様子でした。














次の場所は、いつもの部屋の真逆に位置しているガラス工房の前。




































さすがに10日間毎日モデルをしているのは大変なので、

卒業生にも手伝ってもらいながらパフォーマンスすることに。

身につける人が変わることで作品の見え方もだいぶ違って見えました。


国籍、体格、人種が様々なここの場所では、

人と装身具の関係をより深く考えさせられます。

作って終わりではない、その先も続いていくジュエリーの世界はやっぱり面白いですね。















それでは次回は5回目の投稿です。

あと1回お付き合いください!

Auf Wiedersehen!

Servus!














2015年9月9日水曜日

Jahresausstellung 2015!〜その3〜

ども!

前回の続きで3回目の投稿です。








今回の展示場所は外庭。
※ Garten、読み方→ガルテン。男性名詞。


西側の大きな木の下でパフォーマンスしました。


ベンチや食べ物などを持ち寄ってプチピクニック。

天気も良く、外で見るジュエリーはいつもと違って見えました。

光、空間、匂いなどその時の雰囲気で作品は変わりますね。


この日はフランス人の交換留学生と作品を交換。

彼女の作品は鉄の棒とリボンを使ったネックレスです。




































平日ということもあり、人は少なかったですが、

青空の下での展示は新鮮でした。



しかし反省点として、

ピクニック感が強すぎてお客さんが近づきにくい雰囲気だったかな〜と。

身内で楽しみすぎるのは良くないですね。












次の場所はカフェテリア。


外の廊下と部屋の中を行ったり来たり。


正面玄関から近くて人出は多かったのですが、

当初の目的であった

一度いつもの部屋に行き、空っぽの部屋で地図をもらって今日の場所を探す。

という事が行われないまま偶然出会うという形になってしまいました。



お客さんに事情を説明すると理解してくれましたが、

場所選びも本当に重要だと感じました。

狙った通りにはなかなかいきませんね。







この二箇所はとても反省点が多かったです。

お客さんの通りそうなルートなどをもっと計算したり、

行動パターンなどをシミュレーションする必要性があったと思います。

いや〜展示って難しい。











ではこの続きは第4回で!

ばーい!

Auf Wiedersehen!

Servus!










2015年8月25日火曜日

Jahresausstellung 2015!〜その2〜

ども!

前回の続きで2回目の投稿です。










初日はコロッスザールという部屋の前で展示でしたが、

次の展示場所はエレベーター。
※Aufzug、読み方→アオフツーク。男性名詞です。


























今回の学内展示では、地下1階から3階までを展示場所として利用していたので

30分毎にエレベーターで次の階へ移動し、その前のスペースで展示しました。





































ずっと中にいる、という案も出たのですが、

30℃を越す気温にエアコンなしという環境だったのでそれは断念。


エレベーターは移動のみに利用し、

降りた場所で訪問者とコミュニケーションをとる形になりました。

狭いスペースに17人の学生たちがいた為、若干のカオス状態でしたが、

訪問者とジュエリー作品の距離はかなり近かったと思います。




そういう点では面白かった展示場所かな、と。












次の場所はフォイアーという大きめな広場の前で。
※1.Stockとは1階という意味。ドイツでは日本式の1階を0階または地上階と言い、ここでの1階は日本式の2階部分にあたります。



ここのスペースでは、他のクラスが時々パフォーマンスをしており(緑の部分)、

私たちはそれ以外の時間で展示を行いました。

全日程で10日間ほどありましたが、

3日目ともなると学生たちもモデル業にも慣れてきている様子でした。

個人的にはドイツ語が堪能でない為にかなり精神的に疲れましたが、

ドイツ人たちはガツガツ営業をしていて

見習わなければならない部分が多くあると痛感しました。










今回の展示では、

コミュニケーションツールとしてのジュエリーの役割も意識しており、

作品の持つストーリー性や作家の人間性を伝えるという機能を果たした展示だった

と思います。










それでは続きはまた3回目で。

Auf Wiedersehen!

Servus!










Jahresausstellung 2015!〜その1〜

ども!


少し時間が経ってしまいましたが、

先月あった学年末展示「Jahresausstellung」について5回に分けて紹介します。












まず、今回のコンセプトを説明したいと思います。
※私のドイツ語理解力がパーフェクトではなく、かなりオリジナルのコンセプトになっているので悪しからず…








今年のタイトルは「WO」

これはドイツ語ですが、日本語に訳すと「どこ」です。






アート作品を展示する際、ごく一般的には

展示台に置く、
ガラスケースの中に収める、
壁にかける、

などが挙げられます。

それは作品を見やすく、目立たせる為に有効な方法の一つと言えます。

もちろん多くのジュエリー展示もその手段をとっています。







しかし、“ジュエリー”を展示する場合は本当にそれでいいのでしょうか。







決められた部屋という名の箱に閉じ込められ、

窮屈なケースの中や台の上に置かれている作品は本当にジュエリーなのか。





本来ジュエリーとは人間と共に存在し、展示する場所を選びません。

それは、

外のベンチで本を読んでいる時、
駅で電車を待っている時、
カフェでコーヒーを飲んでいる時…

いかなる時もそこは展示空間になり得るのです。






私たちは、いつも使用している展示部屋を今回あえて使いませんでした。

作家と共に、ジュエリーの本来持っているジュエリーとしての自由を求めて

部屋を出ることにしたのです。




毎日展示場所は異なります。

それは、私たちが一箇所に留まるような生物ではないからです。

新しい場所を探し、常に移動します。



それでもジュエリーは一緒についてきてくれるでしょう。


ジュエリーとは自由なのです。






今日はどこに私たちがいると思いますか?

もちろんどこにいてもジュエリーはそこにいます。











私の中ではこのようなコンセプトだったと思います。
※違ったら本当にすみません…












具体的には、

いつもの展示会場で、その日にみんながいるであろう場所と時間を書きました。



毎日学生が交代で書いていくシステムです。



部屋の入り口。タイトルのWO。





































初日のオープニングではクラスメイトと作品を交換して身につけることにしました。


私が身につけているのは、彼女の制作した石を使ったブローチです。

ディテールが見えないのが残念ですが、質感がとても魅力的な作品になっています。









大体の展示の流れはこんな感じです。

毎日違う場所で展示しました。


次回からは移動した場所の様子を順々に紹介していきたいと思います。









それではまた!

Auf Wiedersehen!

Servus!












2015年8月24日月曜日

ビーチバレー!

ども!

ミュンヘンの夏は数十年ぶりの猛暑で暑い日が続いています。

まるで日本か!というくらいに30℃超えの日々。


暑さ対策が不十分なミュンヘンでは、

エアコンもないのでみんな川へダイブしに行っています。







私はと言うと、

今年もチームメイトと一緒にビーチの試合に参加してきました。




























海のないミュンヘンでは、公園の中に突如砂のコートが出現します。


ルールは、

21点先取の3セットマッチ。
7の倍数でコートチェンジ。
タイムは1回。

上位と下位のトーナメント方式。

砂の感触は、砂利等も全くなくサラサラでいい感じ。
日本の浜よりもきちんと整えられているので、動きやすいと思います。
今年は展示等の関係で一回しか参加できませんでしたが、

たまに外でプレーをすると楽しいですね。



もちろん一回目はボロボロでなかなか思うようにプレーできず

パートナーに迷惑かけっぱなし。


来年はもう少しビーチの回数を増やせるかな…












暑いですが皆さんも熱中症にはお気をつけて!

 ミュンヘンの暑さ対策はもちろんビールですw











































それではまた!

Auf Wiedersehen!

Servus!










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2015年7月30日木曜日

レクチャー!

ども!


今日は先日あった「David Clarke」氏のレクチャー様子を。



























David氏は金属造形作家で、

スプーンやポットなどの銀食器を加工して作品を作っています。


今回のレクチャーでは、今の作品が誕生するまでの過程等を紹介して頂きました。


ジュエリー作家さんではありませんが、

ものづくりのストイックなスタンスには刺激を受けました。





そして、その後の合同ミーティングもストイックな感じに…





なぜこうした。
なぜそう考えた。
なぜこれが好きなんだ。
なぜ…
なぜ…なぜ…





学生も多くの質問攻めにかなりタジタジでしたが、

強い意志、作品に対しての真摯な問いには

考えさせられる部分が多くあったと思います。






制作方法は人それぞれです。

もちろんこの方法が絶対だとは思いませんが、

自分の作品を見つめ直す良い機会になったと思います。












最後に自分の制作風景を…













































最近は“サハリ”、“銅板”、“畳”の3つの素材を順番に試しています。


再び凝り固まった感覚を治すべく、

1つに絞らないように試行錯誤を繰り返しています。




すぐに視野が狭くなってしまう私は

トレーニングがてらこのような制作方法に挑戦しています。











なぜ3つのローテーションなんだ…
なぜこの素材なんだ…
なぜ丸いんだ…
なぜ板なんだ…
なぜ“てらぷろ”なんだ…







あ〜怖いw










それではまた!

Auf Wiedersehen!

Servus!






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2015年7月20日月曜日

クラス旅行!ドレスデン&ハレ!

ども!


今日は先日行ったクラス旅行ついて。







今回のクラス旅行はドイツ北部、元東ドイツのハレ、ドレスデン方面へ。




ハレ(以前も訪れました)の美術院ではジュエリークラスがあり、

工房見学やそこの学生たちとBBQをして交流してきました。





































教授は第一線で活躍中のジュエリー作家、ダニエル・クルーガー氏。(左)

























日本人の学生さんもいらっしゃって楽しいひと時でした。



しかも、芸大に交換留学できていたマーカスにも久しぶりにドイツで再会!

日本語をちょっと喋っていて感動しましたw



今度はミュンヘンで会うことを誓って、ハレから移動〜












その後はジュエリー作家のドロテア・プリュール氏のアトリエにお邪魔しました。

























木を削ったダイナミックなネックレスで有名な巨匠の一人です。


ファンの学生も多く、みんな感激して質問の嵐に。

直接作品に触れたり、着けたり、気に入らないパーツと気に入ったパーツとの

比較などもしてくださり、とても勉強になった数時間でした。



本当にジュエリーを愛している人が作っている作品だな、としみじみ実感。

身に着けたくなるオーラを放っている作品はやっぱり違いますね。













最後はドレスデンに。

































戦争の傷跡が残っている部分も多く、建物が黒いのは火事で残ったススだそう。

























また、新しい建物も多く、とても素敵な街並みでした。
(空がグレーなのもドイツっぽいですw)

ドイツ人からも人気のある場所っていうのが納得できます。








ドレスデンでは美術館巡りとフリーマーケットへ。
ドイツの歴史は詳しくないですが、ちょっと勉強したくなるような場所でした。



中学生の修学旅行ではわからないけど

大人になって行ったら面白かった京都奈良みたいな…w










今回は強行スケジュールであまりゆっくりできなかったので

ここにはもう一度訪れてみたいですね。


みなさんも興味があればドレスデンにも是非!

多分ベルリンからならわりと近いかも。












それではまた更新します。

Auf Wiedersehen!

Servus!





























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