Jahresausstellung 2015!〜その1〜

ども!


少し時間が経ってしまいましたが、

先月あった学年末展示「Jahresausstellung」について5回に分けて紹介します。












まず、今回のコンセプトを説明したいと思います。
※私のドイツ語理解力がパーフェクトではなく、かなりオリジナルのコンセプトになっているので悪しからず…








今年のタイトルは「WO」

これはドイツ語ですが、日本語に訳すと「どこ」です。






アート作品を展示する際、ごく一般的には

展示台に置く、
ガラスケースの中に収める、
壁にかける、

などが挙げられます。

それは作品を見やすく、目立たせる為に有効な方法の一つと言えます。

もちろん多くのジュエリー展示もその手段をとっています。







しかし、“ジュエリー”を展示する場合は本当にそれでいいのでしょうか。







決められた部屋という名の箱に閉じ込められ、

窮屈なケースの中や台の上に置かれている作品は本当にジュエリーなのか。





本来ジュエリーとは人間と共に存在し、展示する場所を選びません。

それは、

外のベンチで本を読んでいる時、
駅で電車を待っている時、
カフェでコーヒーを飲んでいる時…

いかなる時もそこは展示空間になり得るのです。






私たちは、いつも使用している展示部屋を今回あえて使いませんでした。

作家と共に、ジュエリーの本来持っているジュエリーとしての自由を求めて

部屋を出ることにしたのです。




毎日展示場所は異なります。

それは、私たちが一箇所に留まるような生物ではないからです。

新しい場所を探し、常に移動します。



それでもジュエリーは一緒についてきてくれるでしょう。


ジュエリーとは自由なのです。






今日はどこに私たちがいると思いますか?

もちろんどこにいてもジュエリーはそこにいます。











私の中ではこのようなコンセプトだったと思います。
※違ったら本当にすみません…












具体的には、

いつもの展示会場で、その日にみんながいるであろう場所と時間を書きました。



毎日学生が交代で書いていくシステムです。



部屋の入り口。タイトルのWO。





































初日のオープニングではクラスメイトと作品を交換して身につけることにしました。


私が身につけているのは、彼女の制作した石を使ったブローチです。

ディテールが見えないのが残念ですが、質感がとても魅力的な作品になっています。









大体の展示の流れはこんな感じです。

毎日違う場所で展示しました。


次回からは移動した場所の様子を順々に紹介していきたいと思います。









それではまた!

Auf Wiedersehen!

Servus!












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