鋳造 in Akademie!

Guten Tag. Servus!





先日、新作のために板材をアカデミーで鋳造しました。


遠心力で行う精密鋳造や重力、金属の重さで鋳込む方法は藝大時代に体験済みでしたが、今回は減圧の力で金属を流すという方法に挑戦。





まずは原型制作から。

薄板(綺麗な板ではなく少しウネリが欲しかった)が必要だったので市販のシートワックスを使用。

「湯道」と言う金属が流れる部分として丸棒をつけてツリー状にしていきます。
※うる覚えでつけたので後々工房の先生に注意されてやり直ししましたw

その後、円筒の鉄枠をかぶせて中に耐火石膏を流し込みます。

そしてその円筒を焼成し、ワックスを溶かして空洞を作ります。

これでようやく型の完成。
※ここまでは他の鋳造と変わりません。





次に鋳込みの工程。
































機械に型をセットし、溶かした金属を流します。

型をセットした部分に手を近づけてみると、プールの排水溝みたいなかなり強い吸引力を感じました。

遠心力装置のように飛び散る心配もなく、スイッチを入れてセットするだけなのでお手軽な印象を受けました。





完成品がこちら。
































1mmの薄板5枚にしっかりと金属が流れました。

ここまでくるのに2日間。

自分の作品にはあまり利用してこなかった鋳造技法でしたが、今回の体験で少し興味が湧いてきたので次の機会に何か利用してみたいと思います。





とりあえず材料も手に入ったので、これから装身具へと加工していきます。










それではまた更新します。

Bis nächstes Mal. Auf Wiedersehen!

Viele Grüße und Schönen Tag noch!










おまけ:スーパーマーケット。シイタケではなくシイタキ。






































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